図書館情報学用語辞典 第5版 「記述書誌学」の解説 記述書誌学 出版者なり印刷者がその図書の発行(issue)にあたって意図していた状態を完全に示している図書,すなわち理想本(ideal copy)を記述することを目的とした研究領域.ここで問われるのは,本文の間違いとか本文の質にかかわるのではなく,折丁の順序や,折丁の紙葉が完全にそろっているかといった図書の物的状態であり,折丁の構成を示すためにアルファベットや数字,プラスやマイナスの記号などを用いてかなり複雑な校合式(collation formula)が作られる.こうした詳細な記述書誌は19世紀までの図書,特に手引き印刷機時代の図書について特に重要である. 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by