訛音(読み)カオン

デジタル大辞泉 「訛音」の意味・読み・例文・類語

か‐おん〔クワ‐〕【×訛音】

なまりのある発音。なまった音声。なまり。「かえる(蛙)」を「かいる」、「すくない(少ない)」を「すけない」という類。かいん
[類語]国訛

か‐いん〔クワ‐〕【×訛音】

かおん(訛音)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「訛音」の意味・読み・例文・類語

か‐いん クヮ‥【訛音・訛韻ヰン

風俗画報‐一六六号(1898)言語門「『信濃北安曇郡方言取調』等には寡少なれども、訛音(クヮヰン)等を蒐集せしは甚だ賀すべきなり」

か‐おん クヮ‥【訛音】

〘名〙 ことばの正しい音がくずれたもの。なまった発音。かいん。けおん
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「我は工人のみ、方言訛音(〈注〉ナマリ)を以て談話するの外、一事をも知ることなし」 〔文心彫龍‐声律

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「訛音」の読み・字形・画数・意味

【訛音】かおん

なまり。

字通「訛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android