詩格(読み)シカク

デジタル大辞泉 「詩格」の意味・読み・例文・類語

し‐かく【詩格】

詩の作り方規則。詩の法則
詩がもつ風格。詩の品格

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精選版 日本国語大辞典 「詩格」の意味・読み・例文・類語

し‐かく【詩格】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩の法則。詩の作り方の規則。
    1. [初出の実例]「我が朝にも仮名の詩をつくりて、五言七言の詩格なからんやと、故翁はしきりにすすめ給へるよし」(出典:俳諧・本朝文鑑(1718)一)
    2. [その他の文献]〔顔氏家訓‐文章〕
  3. 詩の品格。詩のもつ風格。
    1. [初出の実例]「百年誰不遺風、詩格清高気貫虹」(出典:寧静閣集‐二集(1858)蛻巖翁一百年忌辰)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐次韻滕元発詩〕

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普及版 字通 「詩格」の読み・字形・画数・意味

【詩格】しかく

詩の作りかた。詩の風韻。宋・軾〔元発・許仲塗・秦少游に次韻す〕詩 二の詩格、老いて彌(いよいよ)新たなり 後狂吟して野人を許す

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