誅する(読み)チュウスル

デジタル大辞泉 「誅する」の意味・読み・例文・類語

ちゅう・する【×誅する】

[動サ変][文]ちゅう・す[サ変]悪人や罪のある者を殺す。成敗する。
無道役人を―・し」〈鴎外大塩平八郎
[類語]誅殺誅伐誅戮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「誅する」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐・する【誅】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ちゅう・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 罪のある者を殺す。罪人死刑に処する。成敗する。
    1. [初出の実例]「以某月日、遂誅山背大兄於斑鳩之寺」(出典家伝(760頃)上)
    2. 「殊に為朝とやらんは〈略〉寄怪の者なり。からめ取って誅すべし」(出典:保元物語(1220頃か)中)
  3. 攻め討つ。攻めほろぼす。
    1. [初出の実例]「又、貞盛、既に多年の険難を歴て、今、兇怒の類を誅するは、尤も貞盛の励みの致す所なり」(出典:将門記(940))

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