諫早神社(読み)いさはやじんじや

日本歴史地名大系 「諫早神社」の解説

諫早神社
いさはやじんじや

[現在地名]諫早市宇都町

本明ほんみよう川右岸に鎮座。古くは四面しめん(おしめんさん)と称され、諫早郷の惣鎮守という。旧県社。祭神は大己貴命・少彦名命。雲仙うんぜん岳の温泉おんせん神社(現小浜町)と同じ頃、神亀五年(七二八)創建と伝えるが、明らかではない。本宮の参拝は険阻な地にあるため遥拝所として雲仙山麓に分祀した一七ヵ所の一つとされるが、なかでも本宮と密接な末社として山田やまだ(現吾妻町)有家ありえ(現有家町)千々石ちぢわ(現千々石町)・諫早の四ヵ所があり、その一つという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android