譲原昌子(読み)ユズリハラ マサコ

20世紀日本人名事典 「譲原昌子」の解説

譲原 昌子
ユズリハラ マサコ

昭和期の小説家



生年
明治44(1911)年11月14日

没年
昭和24(1949)年1月12日

出生地
北海道

本名
船橋 きよの

別名
別筆名=鷲津 ゆき

学歴〔年〕
豊原高等女学校師範科卒

主な受賞名〔年〕
新日本文学創作コンクール小説の部1位(第1回)「死なない蛸」

経歴
小学校教師のかたわら創作活動、昭和16年上京。「抒情歌」が第13回芥川賞候補、次いで「故郷の岸」が第17回芥川賞候補となった。戦後結核に倒れたが、第1回新日本文学創作コンクール小説の部に「死なない蛸」が1位入選した。24年の「朝鮮ヤキ」が遺稿となった。処女短編集「朔北の闘ひ」、遺稿集「故郷の岸」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「譲原昌子」の解説

譲原昌子 ゆずりはら-まさこ

1911-1949 昭和時代の小説家。
明治44年11月14日生まれ。昭和16年上京。同年「抒情歌」,18年「故郷の岸」が芥川賞候補となる。戦後「死なない蛸」が第1回新日本文学創作コンクール第1位になったが,結核のため昭和24年1月12日死去。39歳。北海道出身。樺太(からふと)豊原高女卒。本名は船橋きよの。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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