讖文(読み)しんぶん

精選版 日本国語大辞典 「讖文」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぶん【讖文】

  1. 〘 名詞 〙 予言を記した文書未来記しんもん
    1. [初出の実例]「文質三統の礼変、少しも違はざりけるは、不思議なりし讖文(シンぶん)也」(出典太平記(14C後)六)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐李通伝〕

しん‐もん【讖文】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もん」は「文」の呉音 ) =しんぶん(讖文)

讖文の補助注記

「平家‐四」に「内外の栄幸おのおの馬台の辰門に啼く」とあり、「辰門」は「しんもん」で「讖文」の意である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「讖文」の読み・字形・画数・意味

【讖文】しんぶん

讖言

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