20世紀日本人名事典 「谷口午二」の解説
谷口 午二
タニグチ ゴジ
大正・昭和期の洋画家 鹿児島市立美術館館長。
- 生年
- 明治27(1894)年2月8日
- 没年
- 昭和62(1987)年1月13日
- 出生地
- 鹿児島県
- 旧姓(旧名)
- 益山
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校西洋画科〔大正7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 南日本文化賞〔昭和37年〕
- 経歴
- 東京美術学校西洋画家科に学び、藤島武二・黒田清輝・和田英作らの指導を受けた。大正9年に帰郷し、鹿児島県立第一女学校教諭となる。その傍らで絵画の制作も続け、金羊会を結成して12年に南国美術展を創設。昭和9年からは光風会展にも作品を出展した。のち再び上京し、早稲田大学や日本大学で教鞭を執った。昭和29年に鹿児島県立美術館ができると、その初代館長に就任。37年南日本文化賞を受賞。作品に「琉球風景」「自画像」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報