谷地だも(読み)ヤチダモ

デジタル大辞泉 「谷地だも」の意味・読み・例文・類語

やち‐だも【谷地だも】

モクセイ科トネリコ属の落葉高木。本州北部から北の湿地自生樹皮に縦の裂け目があり、葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉で、小葉の基部褐色の毛が密生する。雌雄異株で、4、5月ごろ、黄緑色の小花を群生する。実にはよくがある。材を家具などに使用。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「谷地だも」の意味・読み・例文・類語

やち‐だも【谷地だも】

  1. 〘 名詞 〙 モクセイ科の落葉高木。北海道、本州中部以北の山間の湿地に生える。高さ二〇~二五メートル、径一メートルに達する。樹皮は黄黒色で縦に深く裂ける。葉は対生し、羽状複葉で七~九個の小葉をもつ。小葉は長楕円形で縁に細鋸歯(きょし)があり、基部に赤褐色綿毛を密生する。春、前年枝の上部に花冠のない白い小花を円錐状につけ、花後、翼のある倒披針形果実を多数房状に垂れる。材は堅く弾力があり、船・車両器具などに用いる。漢名、水曲柳。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「谷地だも」の解説

谷地だも (ヤチダモ)

学名Fraxinus mandshurica
植物。モクセイ科の落葉高木

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