デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「谷本三山」の解説 谷本三山 たにもと-さんざん 1845-1909 明治時代の医師。弘化(こうか)2年11月生まれ。紀伊(きい)牟婁郡(むろぐん)生馬村(和歌山県上富田町)の代々の医家。大坂で今井少允に医学を,京都で水野鉄明に儒学をまなび,帰郷して家業をつぐ。明治26年紀伊地方に赤痢が流行した際,治療に尽力。村人は薬礼山という杉林をつくってその恩にむくいた。明治42年12月死去。65歳。通称は蘇太郎。別号に礫荘。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例