豊栄町(読み)とよさかちよう

日本歴史地名大系 「豊栄町」の解説

豊栄町
とよさかちよう

面積:七二・九二平方キロ

世羅台地の西部を構成する賀茂郡北端にある町。北はかめまる(六四七・三メートル)に続く山地双三ふたみ三和みわ町・高田郡向原むかいはら町に、西は西原にしはら(七三三・六メートル)福富ふくとみ町に、東は山地で大和だいわ町・世羅郡世羅西せらにし町に接する。東部にある標高七五七・五メートルの天神てんじん嶽は安芸備後の境にあたり、南部には標高七五七・二メートルの板鍋いたなべ山がある。

沼田ぬた水系ごうの川水系・太田おおた川水系の分水嶺にあたり、北西部の清武きよたけから沼田川の支流椋梨むくなし川が南流して乃美のみで向きを東に変え、鍛冶屋かじやを経て南東流して大和町に至り、北東部の吉原よしわらから吉原川、北部の飯田いいだからは飯田川がそれぞれ北流して三和町で江の川水系の美波羅みはら川と合流し、また、清武別府べふの西部を経て太田川の支流三篠みささ川が西流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報