豊田芙雄(読み)トヨダ フユ

20世紀日本人名事典 「豊田芙雄」の解説

豊田 芙雄
トヨダ フユ

明治・大正期の教育家 最初の幼稚園保母



生年
弘化2年10月21日(1845年)

没年
昭和16(1941)年12月1日

出生地
常陸国藤坂町(茨城県)

旧姓(旧名)
桑原

別名
幼名=冬,冬子

経歴
水戸藩勤皇の志士豊田小太郎と結婚。慶応2年夫が暗殺され、その遺志を継いで漢学洋学を修め家塾を開いた。明治6年茨城県立発桜女学校教師、8年東京女子師範学校読書教員、9年同校付属幼稚園保母となり、日本最初の幼稚園保母の一人に。18年東京女学校教諭、20年渡欧、帰国後茨城県尋常師範学校助教諭、28年栃木県高等女学校、同師範学校教諭兼任。大正2年水戸大成女学校長。保育唱歌創作、鹿児島女子師範付属幼稚園の設立を指導した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊田芙雄」の解説

豊田芙雄 とよだ-ふゆ

1845-1941 明治-大正時代教育者
弘化(こうか)2年10月21日生まれ。常陸(ひたち)水戸藩士豊田小太郎の妻。藤田東湖の姪(めい)。明治8年から東京女子師範(現お茶の水女子大)につとめ,翌年開設の付属幼稚園で日本最初の保母のひとりとなる。のち渡欧して女子教育事情を調査。帰国後,水戸高女,茨城女子師範などの教諭を歴任した。昭和16年12月1日死去。97歳。本姓は桑原。幼名は冬,冬子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「豊田芙雄」の解説

豊田 芙雄 (とよた ふゆ)

生年月日:1845年10月21日
明治時代;大正時代の教育者。水戸初等女学校教諭
1941年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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