豚肉価格安定制度(読み)ぶたにくかかくあんていせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豚肉価格安定制度」の意味・わかりやすい解説

豚肉価格安定制度
ぶたにくかかくあんていせいど

畜産物の価格安定に関する法律に基づく豚肉の安定帯価格制度。価格を最高,最低の一定幅をもって決めておき,卸売価格が暴落したときは畜産振興事業団が買い支え,逆に暴騰したときには事業団調整保管しているものを放出したり,関税減免によって輸入を増やしたりして,豚肉の価格を一定の幅で安定させておくというものであるが,どちらかというと生産者保護寄りの制度である。なお 1991年の牛肉自由化により,牛肉の輸入割当制が廃止されたのに伴い,豚肉の価格騰貴の抑制に必要な範囲で行なわれていた買い入れも廃止された。 (→牛肉価格安定制度 )

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