① タテハチョウ科に属するチョウの一群。一般にはねが橙色で黒紋を配し、草原などの花に集まる。日本には一五種産し、ミドリヒョウモン・ウラギンヒョウモン・ツマグロヒョウモンなどがある。〔生物学語彙(1884)〕
② タテハチョウ科のチョウ。はねの開張五~六・五センチメートルで、橙黄色の地に黒紋があり、裏面は色が淡い。夏、乾いた草原の花に集まる。幼虫は、ワレモコウなどを食べる。近縁種に小形のコヒョウモンがある。北海道の温暖地と、本州北部から中部山地に分布。国外では、ユーラシア大陸北部に広く分布。〔日本昆虫学(1898)〕