デジタル大辞泉
「貝独楽」の意味・読み・例文・類語
ばい‐ごま【▽貝独=楽/海=蠃独=楽】
巻き貝バイの殻の先に蝋や鉛を溶かして詰め、重みをつけて作ったこま。また、これをまねて作った鉄や鉛製のこま。べいごま。ばい。べい。→貝打ち
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べい‐ごま【貝独楽】
※
彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉シン坊が知らなかったのも
無理がない「
米屋の
小僧が、
バケツの上にゴザをのせてベイゴマを廻すのを側でみてゐる」
ばい‐ごま【貝独楽】
〘名〙 バイの
貝殻に、溶かした鉛をつぎこんで作ったこま。また、これに似せた鉄のこま。ばいのこま。ばいげた。べいごま。ばい。
※
随筆・嬉遊笑覧(1830)
六下「今のばいごまは木にて作れり、寛延宝暦の頃まで
介殻にてありしと見えて」
べえ‐ごま【貝独楽】
※薄曇りの秋の日(1950)〈
佐多稲子〉「それは、べえ
独楽(ゴマ)のはやる頃でした」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報