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水を汲(く)んだり運んだりするための容器。木製の飼い葉桶(おけ)などがその原型といわれる。西洋においても同様で、水汲み用、飼い葉桶用に使用されていた。その後ブリキ製となり、これが明治時代に日本に持ち込まれたといわれるが、現在はJIS(ジス)規格が適用され、掃除用、洗濯用、消火用、飲料水用、浴室用などのほか、ごみ入れ、米入れ、手芸品入れなど、多用途容器として使用されている。容量は5~45リットルぐらいまであり、材質も従来の金属製にかわって、合成樹脂製のバケツなどが大部分を占めている。合成樹脂製は軽くて腐食せず、耐久性があるという利点はあるが、汚れがつきやすい、傷がつく、割れやすいという欠点がある。形は丸形、角形があり、掃除用には10~12リットルくらいの蓋(ふた)なし丸形が使いやすい。またモップなどをゆすぐのに使いやすいのは角形で、部屋の隅にもきちんと納まって、かたづけやすい。蓋付きは飲料水用、ごみ入れ、米入れなどに使われる。
[阿部絢子]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...