貝野遺跡(読み)かいのいせき

日本歴史地名大系 「貝野遺跡」の解説

貝野遺跡
かいのいせき

[現在地名]四日市市東坂部町・西坂部町

海蔵かいぞう川とその支流部田へた川に挟まれた標高三二メートルほどの台地上にある飛鳥・奈良時代の集落跡。平地との比高は約一五メートルで、東と南側へは緩やかに傾斜し、背後にあたる北西側は標高五〇メートル前後の丘陵地でさえぎられている。遺跡の全体面積は約一五万平方メートルと推定されている。昭和四三年(一九六八)にはそのうちの約三万平方メートルが発掘調査され、竪穴住居跡四六棟、掘立柱建物跡四一棟などが検出された。

竪穴住居跡は主柱が四本で、壁面の一方に竈をそなえた方形に近いものである。平面積は五六平方メートルのものを最大とし、一〇平方メートル前後のものを最小としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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