貞永(読み)ジョウエイ

デジタル大辞泉 「貞永」の意味・読み・例文・類語

じょうえい〔ヂヤウエイ〕【貞永】

鎌倉前期、後堀河天皇四条天皇の時の年号。1232年4月2日~1233年4月15日。

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精選版 日本国語大辞典 「貞永」の意味・読み・例文・類語

じょうえいヂャウエイ【貞永】

  1. 鎌倉時代、後堀河・四条天皇の代の年号。寛喜四年(一二三二)四月二日、天変地妖、飢饉により改元将軍藤原頼経、執権北条泰時の時代。貞永二年(一二三三)四月、天福(てんぷく)と改元された。出典は「易経‐坤卦」の「用六、利永貞」の疏「故利在永貞、永、長也」による。

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日本の元号がわかる事典 「貞永」の解説

じょうえい【貞永】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1232年から1233年まで、後堀河(ごほりかわ)天皇、四条(しじょう)天皇の代の元号。前元号は寛喜(かんぎ)。次元号は天福(てんぷく)。1232年(寛喜4)4月2日改元。飢饉の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『周易注疏(しゅうえきちゅうそ)』を出典とする命名鎌倉幕府の将軍は藤原(九条)頼経(よりつね)(4代)。1232年(貞永1)、第3代執権の北条泰時(やすとき)は御成敗式目(ごせいばいしきもく)(貞永式目)を制定した。同年には後堀河天皇が皇子の四条天皇に譲位した。

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