財部実秋(読み)たからべ さねあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「財部実秋」の解説

財部実秋 たからべ-さねあき

1827*-1913 幕末-明治時代の武士,歌人
文政9年12月21日生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩士。文久2年島津久光にしたがって江戸におもむき,帰藩後尊攘(そんじょう)派の活動にくわわる。鳥羽伏見の戦いでは旗手としてたたかい,ついで東北各地を転戦。のち神職,戸長などをつとめた。和歌八田知紀(とものり)にまなぶ。大正2年1月17日死去。88歳。日向(ひゅうが)(宮崎県)出身。通称は雄右衛門。号は梅廼舎,布留廼舎。歌集に「梅廼舎集」「稲の垂穂」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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