貧人(読み)ひんじん

精選版 日本国語大辞典 「貧人」の意味・読み・例文・類語

ひん‐じん【貧人】

  1. 〘 名詞 〙 まずしい人。貧乏人貧者ひんにん。
    1. [初出の実例]「漢土有無術貧人、〈略〉清貧之中無比之者也」(出典江談抄(1111頃)六)
    2. 「かくの如きの貧人(ヒンジン)年月を送るにたのしみといふ事有りや」(出典:談義本・労四狂(1747)上)
    3. [その他の文献]〔史記‐汲黯伝〕

ひん‐にん【貧人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「びんにん」とも ) =ひんじん(貧人)
    1. [初出の実例]「貧(ヒン)人見ゆれば皆あたへて」(出典:発心集(1216頃か)七)
    2. 「貧人(ヒンニン)、このたまをみて、そのこころ、おほきに歓喜す」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む