貧生(読み)ヒンセイ

デジタル大辞泉 「貧生」の意味・読み・例文・類語

ひん‐せい【貧生】

貧乏な書生貧書生
「塾中兎角―が多いので」〈福沢福翁自伝
まずしい人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貧生」の意味・読み・例文・類語

ひん‐せい【貧生】

  1. 〘 名詞 〙 貧乏な人。貧人。また、貧乏な書生。貧書生。
    1. [初出の実例]「貧生之養母、見之増悲、寡婦之提孩対酸鼻」(出典経国集(827)一・和和少輔鶺鴒鵠賦〈仲雄王〉)
    2. 「馬車は本(もと)豪富の物にして〈略〉故に貧生の買ひ及ぶ所に非ず」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android