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資源価格の高騰 しげんかかくのこうとう

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知恵蔵2015の解説

資源価格の高騰

原油や鉄鉱石、石炭、レアメタルなどの資源の国際価格が高騰する現象が2007年ごろから顕著になった。原油価格で見ると、指標の1つであるWTI価格が04年の1バレル40ドル前後から07年後半には1バレル100ドル寸前になるなど価格は急騰した。このため、世界的にインフレの懸念が強まったが、特に米国ではガソリン価格の高騰による景気鈍化が心配されるようになった。 資源価格の高騰の背景にはBRICs(ブラジルロシアインド、中国)などの新興諸国の急速な経済成長を背景に、資源消費が急増したことがある。こうした世界的な資源の需給バランスの変化に加えて、ヘッジファンドなど投機マネーがドルの下落に対抗して商品市場へ流入したことにより、価格上昇に拍車が掛かっている。 資源価格の高騰につられるように、トウモロコシ、大豆などの食料価格も高騰した。この背景には、米国やブラジルなどでサトウキビやトウモロコシからエタノール燃料を作る動きが盛んになり、輸出市場に回る穀物価格が上昇したことがある。 エタノールは、地球温暖化対策で、化石燃料を使わない燃料として注目されている。地球温暖化問題がエネルギー資源と食料資源との連関を強めさせたともいえる。

(高成田享 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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