賈客(読み)かかく

精選版 日本国語大辞典 「賈客」の意味・読み・例文・類語

か‐かく【賈客】

  1. 〘 名詞 〙 商売をする人。商人
    1. [初出の実例]「式亭主人は鳩車竹馬の友なり。〈略〉賈客(カカク)にして騒人(さうじん)野暮にして在行」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
    2. [その他の文献]〔宋書‐孔覬伝〕

こ‐かく【賈客・估客】

  1. 〘 名詞 〙 品物をあきなう人。商人。
    1. [初出の実例]「藉田麦秀農人度、馳道蓬生賈客行」(出典:春台先生紫芝園稿(1752)前稿・二・寧楽懐古)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐野老詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賈客」の読み・字形・画数・意味

【賈客】こきやくこかく

商人。〔南史、斉高帝諸子下、臨献王映伝〕計を獻ずるり。江陵於てを買ひ、に至りて換せば、(すこ)しくるを得べしと。映笑つて曰く、我は是れ賈客なるか。乃ち復(ま)た利を求めんやと。

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