賤隷(読み)せんれい

精選版 日本国語大辞典 「賤隷」の意味・読み・例文・類語

せん‐れい【賤隷】

  1. 〘 名詞 〙 いやしい召使い身分の低い使用人。
    1. [初出の実例]「疑賤隷、故除寺人改従本姓矣」(出典続日本紀‐和銅七年(714)六月己巳)
    2. 「心志は、即ち悪鬼にして、才智は悪鬼の賤隷たるべし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)
    3. [その他の文献]〔傅咸‐禁奢上書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賤隷」の読み・字形・画数・意味

【賤隷】せんれい

召使い。賤役の者。晋・傅咸〔奢を禁ずる上書〕古は后妃にして乃ち殊り。今の婢妾(ひせふ)は綾羅(りやうら)を被す。古は大夫にして乃ち徒行せず。今の賤隷は、輕に乘り肥を驅(か)る。

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