賭り弓(読み)のりゆみ

精選版 日本国語大辞典 「賭り弓」の意味・読み・例文・類語

のり‐ゆみ【賭弓・賭射】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 品物を賭(か)けて弓を射ること。かけごとの弓。
  3. 公家の年中行事の一つ。射礼(じゃらい)の翌日、すなわち正月一八日、天皇弓場殿(ゆばどの)に出御、左右の近衛府兵衛府舎人(とねり)が弓を射るのを御覧になって、勝った方には賭物(のりもの)を賜い、負けた方には罰酒を課した。のりゆみのせち。《 季語・新年 》
    1. <a href=賭弓〈年中行事絵巻〉" />
      賭弓年中行事絵巻
    2. [初出の実例]「賭射。右近衛右兵衛並勝之」(出典類聚国史‐七二・十七日射礼・天長元年(824)正月丁卯)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 賭射 実例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む