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購買力平価 こうばいりょくへいかpurchasing power parity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

購買力平価
こうばいりょくへいか
purchasing power parity

各国通貨の対内購買力相互の比価のこと。各国通貨の対内購買力は物価指数の逆数としてとらえられるところから,各国の物価水準を通じて得られる異種通貨間の交換比率外国為替相場の重要な決定要因の一つとなる。そのため外国為替相場は長期的には購買力平価により決定されるという購買力平価説もある。しかし購買力平価の算定は,輸送費や関税との関連もあって技術的に困難であるだけでなく,現実の為替相場は金利較差や各国通貨当局の為替政策あるいは心理的要因にも影響されるため,あくまでも適正な為替相場を知るための手掛りの一つでしかない。

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百科事典マイペディアの解説

購買力平価【こうばいりょくへいか】

2通貨がそれぞれ自国内で商品・サービスをどれだけ購買できるかという比率。一般に通貨の対内購買力はその国の物価指数の逆数である。スウェーデンの経済学者G.カッセルは,外国為替相場は異種通貨の交換比率であり,均衡為替相場は購買力平価であるとする購買力平価説を展開した。

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FX用語集の解説

購買力平価

自国通貨と外国通貨で同じものを購入できる比率によって為替レートを決定するという考え方のことです。たとえば、世界共通の商品であるマクドナルドハンバーガーを、それぞれの国で同じ程度の負担で購入できる比率に為替レートは調整されるべきであるといった考え方があります。

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世界大百科事典内の購買力平価の言及

【為替理論】より

…フランスの経済学者アフタリヨンAlbert Aftalion(1874‐1934)の為替心理説は,為替相場の変動要因として取引当事者の心理状態,とくに予想を重視しているが,この考えは上記の資産市場アプローチに包摂されているとみることができる。
[購買力平価説]
 以上の二つが自己完結的な為替相場理論である。これらの理論に基づいて将来の為替相場の予測を行うとすれば,どちらの場合も外貨に対する需要・供給関数の推定からはじめなければならない。…

【購買力平価説】より

…自由変動為替相場制のもとで,日々変動する外国為替相場(以下,為替相場と略称する)に中心ないし基準となる均衡為替相場があり,それは自国と外国の物価水準の比によって定まるとするG.カッセルの説。この均衡為替相場を購買力平価という。 為替相場とは外国通貨と自国通貨との交換比率であるが,カッセルは為替相場が基本的に外国為替市場における需要・供給関係によって決定されることは否定しない。…

※「購買力平価」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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