赤る(読み)アカル

デジタル大辞泉 「赤る」の意味・読み・例文・類語

あか・る【赤る】

[動ラ四]赤らむ。赤くなる。赤く映える。
島山に―・る橘」〈・四二六六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤る」の意味・読み・例文・類語

あか・る【赤】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 赤らむ。赤くなる。赤く映える。
    1. [初出の実例]「もののふの 八十(やそ)伴の男の 島山に 安可流(アカル)髻華(うず)にさし」(出典万葉集(8C後)一九・四二六六)
  3. 酒に酔って顔などが赤くなる。
    1. [初出の実例]「豊明(とよのあかり)に明(アカリ)坐さむ皇御孫の」(出典:延喜式(927)祝詞(九条家本訓))
  4. 顔色つやがよくなる。血色がよくなる。
    1. [初出の実例]「三栗の 中つ枝の ふほごもり 阿伽例(アカレ)るをとめ いざさかばえな」(出典:日本書紀(720)応神一三年九月・歌謡)

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