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髻華 うず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

髻華
うず

古代の頭部の装飾。木や草の枝や花,葉を頭に差したが,推古 11 (603) 年,冠位十二階が制定されてからは,服色,冠色に従って金,豹尾などを差すようになった。その初見は,『日本書紀推古天皇 19年の条。平安時代挿頭 (かざし) の花はその余風。

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デジタル大辞泉の解説

うず【髻華】

古代、草木の枝葉や造花などを冠や髪の上に挿して飾りとしたもの。かざし。
「くまかしが葉を―に挿せその子」〈・中・歌謡〉

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百科事典マイペディアの解説

髻華【うず】

儀式のとき冠にさした飾物。推古朝に定められて,身分により金,豹尾(ひょうのお),鳥尾(とりのお)が用いられ,孝徳朝には金,銀,銅が用いられた。古く頭髪に草花枝葉をさした習慣が中国の制にならって冠の飾りとなったもので,後にはこれが挿頭(かざし)となった。

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大辞林 第三版の解説

うず【髻華】

上代、髪や冠に挿し、飾りにした草木の花や枝。また、冠の飾りとしてつける金属製の花や鳥や豹ひようの尾。かざし。 「平群の山の熊白檮が葉を-に挿せ/古事記 」 「悉に金の-を以て頭に着せり/日本書紀 推古訓

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

髻華
うず

古代、儀式のとき、冠(かんむり)につけた飾りの一種。髪を頭上に結って束ねた根元を髻(もとどり)というが、冠をかぶり、髻の位置で冠と同質の絹で結び、そこに髻華と称する花形の飾りを挿した。『日本書紀』推古(すいこ)天皇19年(611)の項に、「各髻華を著せり。則(すなわ)ち大徳、小徳は並びに金(こがね)を用い、大仁(だいにん)、小仁は豹(ひょう)の尾を用い、大礼(だいらい)より以下は鳥の尾を用う」とある。また孝徳(こうとく)天皇3年(647)の項には、鐙冠(つぼこうぶり)につける髻華(鈿(うず))には、金、銀、銅を用いたとある。なお、平安時代以降に用いられた挿頭華(かざし)は、この髻華からきたものと思われる。[高田倭男]

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世界大百科事典内の髻華の言及

【髪飾】より

…材料も多種多様で,布,皮革,羽毛,花枝,貝類,獣の角や牙,貴金属類などあらゆるもので作られている。
[日本]
 日本古代の代表的髪飾としては,頭を巻く(かずら),さす髻華(うず)や挿頭(かざし)がある。髻華というのはうず高いもの,すなわち髻(もとどり)にさすものを本来意味し,挿頭は髪にさすものを意味した。…

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