赤外線フィルム(読み)セキガイセンフィルム

デジタル大辞泉 「赤外線フィルム」の意味・読み・例文・類語

せきがいせん‐フィルム〔セキグワイセン‐〕【赤外線フィルム】

赤外線を感光できるように増感色素を加えたフィルム

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精選版 日本国語大辞典 「赤外線フィルム」の意味・読み・例文・類語

せきがいせん‐フィルムセキグヮイセン‥【赤外線フィルム】

  1. 〘 名詞 〙 ( フィルムは[英語] film ) 赤外線で感光するフィルム。赤外線写真撮影時には、このフィルムが青色にも感光するため赤色フィルターを用いる。赤外線感光フィルム。
    1. [初出の実例]「邦彦が客をよそおって店に遊びに来ているとき赤外線フィルムで顔写真でもとっておけば、と悔まれたが」(出典:血の来訪者(1961)〈大藪春彦〉ナルシス)

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化学辞典 第2版 「赤外線フィルム」の解説

赤外線フィルム
セキガイセンフィルム
infrared film

メチン鎖が長いシアニン色素を用いて,赤外線域にまで感度をもつように分光増感した写真フィルムをいう.通常,赤色フィルターを使って撮影する.赤外線の特殊な効果により,航空写真,遠隔地の撮影,司法写真,鑑定写真などに利用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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