赤池神社(読み)あかいけじんじや

日本歴史地名大系 「赤池神社」の解説

赤池神社
あかいけじんじや

[現在地名]国富町木脇 赤池

本庄ほんじよう川の支流深年ふかどし川の左岸、赤池にある。古くは赤池大明神と称し、旧郷社。祭神は速日天忍穂耳命・天津彦根命・天穂日命・湍津島姫命など八神。天長八年(八三一)木脇きわき郷宗廟赤池大明神として勧請。建久元年(一一九〇)に工藤(伊東)祐経が日向国守護職となり、三〇〇石を寄進したという(木脇村史)。戦国期の伊東氏の神社領支配の内容を示す弘治二年(一五五六)六月吉日の土田帳写(予章館文書)によれば、赤池大明神領として木脇の小津留こづる内に二反余の田があり、「うし迫」・赤池・彼岸田・「かまかさ」などに一町ほどの田・畑・屋敷が、また鹿野田かのだ(現西都市)に一反の地があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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