赤沢山(読み)アカザワヤマ

デジタル大辞泉 「赤沢山」の意味・読み・例文・類語

あかざわ‐やま〔あかざは‐〕【赤沢山】

静岡県伊東市南部の山。曽我兄弟の父河津祐泰かわづすけやすが、工藤祐経くどうすけつね家臣に殺された所。

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精選版 日本国語大辞典 「赤沢山」の意味・読み・例文・類語

あかざわ‐やまあかざは‥【赤沢山】

  1. 静岡県伊東市南端の海沿いの山。河津三郎祐泰が工藤祐経の家臣に殺された所。曾我物素材となる。

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日本歴史地名大系 「赤沢山」の解説

赤沢山
あかさわやま

[現在地名]日立市宮田町 赤沢

神峰かみね山の南一帯の山(四〇〇―五〇〇メートル)で、含銅硫化鉄鉱が主体の赤沢鉱床を擁する。佐竹坑とよばれる旧坑は、天正年中(一五七三―九二)の犬下り法による採掘の跡をとどめ、佐竹氏の金鉱試掘跡とみられる。

銅山の記録は水戸藩時代からで、天保二年(一八三一)の石川久徴著「税法私考」に「久方(蘭渓)の見聞録に宮田赤沢山銅山にて、寛永二、三年の頃掘せられし事見へ、又郡庁の古帳に、寛永十六年二月長瀬八郎左衛門を銅山奉行に命ぜらるとあり」とみえる。銅採掘は水戸藩の寛永通宝鋳銭上、重要であった(常陸太田市の→太田鋳銭座跡

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