日本大百科全書(ニッポニカ) 「走島」の意味・わかりやすい解説 走島はしりじま 広島県東部、瀬戸内海の備後灘(びんごなだ)にある島。面積2.11平方キロメートル。福山市に属し、鞆(とも)港から定期船便がある。古くは犇島(はしりじま)、宇治走ともいい、因島(いんのしま)から村上氏の一族が移住したと伝えられる。江戸時代は風待ち、潮待ち港であった。現在は漁業を主とし、イワシ、アジ、タイなどを漁獲し、ノリ養殖も行われる。瀬戸内海国立公園に含まれ、夏は海水浴場としてにぎわう。人口755(2009)。[北川建次][参照項目] | 鞆 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「走島」の解説 走島 広島県福山市、鞆(とも)の浦の南東沖約6キロメートルに位置する瀬戸内海、走島群島の島。面積約2.13平方キロメートル。江戸時代初期、村上水軍の流れをくむ一族が島に渡り開拓したと伝わる。イワシ漁、ノリの養殖などが盛ん。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報