越智平野(読み)おちへいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「越智平野」の意味・わかりやすい解説

越智平野
おちへいや

別称今治平野。愛媛県北部,燧灘にのぞむ平野。古代は伊予国の政治,文化の中心地で,蒼社 (そうじゃ) 川南側には伊予国府,さらに南東の今治市桜井には国分寺国分尼寺がおかれた。伊予富田一帯には条里制遺構が残っている。平野は南北に長く,北部は今治市の中心市街地で,住宅地や綿布,タオルなどの工場地。南部は水田地帯で酪農も行われる。水田裏作には野菜の促成栽培が発達。山麓斜面では第2次世界大戦前のナシに代って,戦後は柑橘類を産出四国八十八ヵ所札所が第 54番延命寺から第 59番国分寺まで隣接して分布し,春先は巡礼の姿をみることが多い。

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