日本歴史地名大系 「越河宿」の解説 越河宿こすごうしゆく 宮城県:白石市越河村越河宿[現在地名]白石市越河奥州街道に沿う仙台藩領最南端の宿場町。南の伊達(だて)郡貝田(かいだ)(現福島県伊達郡国見町)へ一八町、北の斎川(さいかわ)まで一里一五町四〇間(越河村安永風土記)。「梅津政景日記」寛永三年(一六二六)二月二九日条に「川崎より越河まて参着致し候」とある。宿の検断を勤めた八島家の書出(安永風土記)によると二代惣兵衛のときの寛文年中(一六六一―七三)に「当町検断御用并御仮屋守兼役」に仰せつけられたとあり、この頃には宿場としての体裁を整えていたのであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by