改訂新版 世界大百科事典 「足利季世記」の意味・わかりやすい解説 足利季世記 (あしかがきせいき) 1487-1571年(長享1-元亀2)の畿内の合戦記。作者,成立年代ともに不明。足利義尚や畠山政長の死に筆を起こし,1493年(明応2)細川政元が将軍を廃立した事件や,政元の死後細川氏が分裂・衰退してゆく過程,これに代わり三好氏や松永氏が実権を掌握し京都を支配,1568年(永禄11)織田信長が足利義昭を奉じて入京する経緯を,所々に文書を織り込んで説明している。《改定史籍集覧》所収。執筆者:鳥居 和之 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by