足山村(読み)たりやまむら

日本歴史地名大系 「足山村」の解説

足山村
たりやまむら

[現在地名]鳥取市足山・湖山町南こやまちようみなみ二丁目

吉山よしやま村の西にある。北方寄りに独立丘陵が二ヵ所あり、南寄りのひがし山の西麓に集落がある。北寄りは石場いしば山とよばれる。かつては吉山村一村であったという(因幡志)。拝領高は四〇七石余。寛保二年(一七四二)の高草郡村々下札帳写(賀露神社文書)によると生高四四五石余、本免五ツ七分、川役米三斗五升・山札銀七匁・藪運上銀三匁を課されていた。物成控除の定加損二六石余が与えられていたが、明和元年(一七六四)年貢の上納難渋を訴えて一年限り加損一〇石を付けられ、翌年も同様の措置がとられた(「在方諸事控」同三年一月条)。「因幡志」の家数一四。天保一四年(一八四三)の村々人数増減書上帳(加藤家文書)では男五一・女四三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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