伊和神社(読み)イワジンジャ

百科事典マイペディアの解説

伊和神社【いわじんじゃ】

兵庫県宍粟(しそう)郡一宮町(現・宍粟市)に鎮座。旧国幣中社。大己貴(おおなむち)命(大国主命)をまつる。延喜式内の名神大社。播磨(はりま)国の一宮。例祭は10月15日。ほかに三ッ山祭(61年ごと甲子の年に行う),渡御祭(10月16日)がある。農業の神,福の神として信仰が厚い。
→関連項目一宮[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

いわじんじゃ【伊和神社】

兵庫県宍粟郡一宮町に鎮座。旧国幣中社。大己貴(おおなむち)神を主神とし,少彦名神,下照姫命を配祀。《播磨国風土記》に伊和大神と記されているが,伊和は地名で,《延喜式》には〈伊和坐大名持御魂(いわにいますおおなもちみたま)神社〉とある。808年(大同3)神封13戸を充てられ,881年(元慶5)正四位下に叙せられ,延喜の制では名神大社に列せられた。1249年(建長1)社殿が焼失したとき,軒廊御卜(こんろうのみうら)と仗儀が行われている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊和神社
いわじんじゃ

兵庫県宍粟(しそう)市一宮町須行名(いちのみやちょうすぎょうめ)に鎮座。祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)(大国主神(おおくにぬしのかみ))。相殿(あいどの)には少彦名神(すくなひこなのかみ)、下照姫命(したてるひめのみこと)を祀(まつ)る。『播磨国風土記(はりまのくにふどき)』には祭神を伊和大神と伝え、国造りの業を終え、伊和村(現社地)で亡くなったという。『延喜式(えんぎしき)』では名神(みょうじん)大社となり、中世以降は播磨国一宮として、新田義貞(にったよしさだ)、池田、松平各氏の武家、領主の崇敬が厚かった。1912年(明治45)国幣中社に列した。例祭10月15、16日。二百十日の約1週間前の夕方から、参拝者が境内の800余の土器(かわらけ)に油を注ぎ点火する風鎮祭、61年目甲子(きのえね)の年に行われる三ツ山祭は有名。本殿は入母屋造(いりもやづくり)で、北向きに建てられている。[飯尾直樹]

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