踵を返す(読み)きびすをかえす

精選版 日本国語大辞典「踵を返す」の解説

きびす【踵】 を=返(かえ)す[=転(てん)じる・=廻(めぐ)らす]

(かかとの向きを逆にするの意で)
① あともどりをする。ひき返す。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉四「『ウヌ泥棒ウ』と叫びながら踵(キビス)をひっかへして追かけたり」
② (否定の語を伴って) あともどりできないほど状況が緊迫している。
※玉葉‐治承元年(1177)一一月一二日「災殃不踵」

くびす【踵】 を=返(かえ)す[=回(めぐ)らす]

もと来た方向へもどる。引き返す。
※三教指帰(797頃)上「摠印綬於股錐、旋踵可期」
※葛飾砂子(1900)〈泉鏡花〉二「お縫は出窓の処に立って居る彌吉には目もくれず、踵(クビス)を返すと何か忙しらしく入らうとしたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「踵を返す」の解説

きびすかえ・す

あともどりする。引き返す。きびすをめぐらす。「—・して家に駆け戻る」
[類語]引き返す帰る戻る折り返す取って返す折り返しとんぼ返りターンユーターン回れ右

くびすかえ・す

引き返す。くびすをめぐらす。きびすを返す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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