帰る(読み)カエル

デジタル大辞泉 「帰る」の意味・読み・例文・類語

かえ・る〔かへる〕【帰る/還る】

[動ラ五(四)]《「返る」と同語源》
自分の家や、もといた場所に戻る。「郷里へ―・る」「まもなく―・ってくる」
今いる場所を離れて去る。「客が―・る」
野球で、走者本塁を踏んで得点になる。「ヒットランナーが―・る」
もど[用法]
[可能]かえれる
[類語]引き返す戻る折り返す取って返すきびすを返す折り返しとんぼ返りターンユーターン回れ右

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帰る」の意味・読み・例文・類語

かい・るかひる【帰・返】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 「かえる(帰)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「国巡る子鳥(あとり)鴨鳧(かまけり)行き廻り 加比利(カヒリ)来までに斎(いは)ひて待たね」(出典万葉集(8C後)二〇・四三三九)
    2. 「士たる者は人のかいる処あらば、切瑳琢磨して正すべし」(出典:応永本論語抄(1420)子路)

帰るの補助注記

万葉」の例は駿河国防人(さきもり)の歌で、「へ」が「ひ」に変わったもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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