引返す(読み)ヒキカエス

デジタル大辞泉「引返す」の解説

ひき‐かえ・す〔‐かへす〕【引(き)返す】

[動サ五(四)]
進んできた道をもとへ戻る。ひっかえす。「途中で—・す」
もとの状態に戻る。昔のようになる。
「まだ(琴ノ)調べも変はらず、—・し、その折、今の心地しふ」〈松風
繰り返す。反復する。
「御文を、うちも置かず—・し—・し見ゐ給へり」〈・宿木〉
裏返す。ひっくりかえす。
、ところどころ—・したり」〈須磨
すぐにもとへ戻す。折り返す。
「—・し一筆書きて助光が手に渡し給へ」〈太平記・二〉
(連用形を副詞的に用いて)うってかわって。
「とけ難かりし御気色をおもむけ聞こえ給ひて後、—・しなのめならむは、いとほしかし」〈夕顔
[類語]帰る戻る折り返す取って返すきびすを返す折り返しとんぼ返りターンユーターン回れ右

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

国民栄誉賞

内閣総理大臣表彰の一つ。1977年内閣総理大臣の福田赳夫の決裁により設けられた。「広く国民に敬愛され,社会に明るい希望を与えることに顕著な業績のあった者」に贈られる。第1回受賞者はプロ野球選手の王貞治...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android