(読み)キュウ

デジタル大辞泉 「躬」の意味・読み・例文・類語

きゅう【躬】[漢字項目]

[音]キュウ(漢) [訓]み みずから
み。からだ。「鞠躬如きっきゅうじょ
みずから。自分で。「実践躬行
[名のり]ちか・なお・みる・もと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「躬」の読み・字形・画数・意味


10画

(異体字)
14画

[字音] キュウ
[字訓] み・みずから

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は弓(きゅう)。〔説文〕七下に字を呂部に属してに作り、「身なり。身に從ひ、呂に從ふ」と会意とし、別に一体として躬をあげる。呂は脊骨・脊椎の象。漢碑に躬に作るものが多く、はその譌形であろうと思われる。

[訓義]
1. み、からだ。
2. みずから、みずからする、みにつける。
3. 的の上下の幅。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕躬 於乃礼(おのれ) 〔名義抄〕躬 ミヅカラ・ミ・ナラフ・マク・カガマル・イタル・オノレ・オノレカ

[声系]
〔説文〕に声として窮のほか三字を録し、みな声、またの省声とする。〔説文〕に宮をの省声とするが、宮は呂に従う字でなく、卜文・金文はに従い、宮室の相並ぶ象である。

[熟語]
躬稼・躬化躬御躬圭躬倹躬行躬耕躬爨躬親・躬身躬桑躬率・躬覧躬臨
[下接語]
王躬鞠躬・曲躬・正躬・聖躬・責躬・賤躬・束躬・耽躬・直躬・勅躬・反躬・匪躬・微躬・撫躬・斂躬

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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