躬行(読み)キュウコウ

デジタル大辞泉 「躬行」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐こう〔‐カウ〕【×躬行】

[名](スル)みずから実行すること。「実践躬行
「草平大人自ら―して、小生小言を示しているのである」〈百閒・大人片伝〉
[類語]実行実践行動励行履行実施施行しこう執行決行敢行断行遂行行う挙行強行再挙執り行う手を下す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「躬行」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐こう‥カウ【躬行】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「躬(み)に行なう」の意 ) 口で言う通り自分から実行すること。実践。
    1. [初出の実例]「君・相、志をはげまして君子の心術躬行をなす時は」(出典:集義和書(1676頃)一五)
    2. 「何ほど書を読でも、道と我と合体せずして、躬行の益になる事なし」(出典:夜航余話(1836)下)
    3. [その他の文献]〔史記‐万石君伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「躬行」の読み・字形・画数・意味

【躬行】きゆうこう(かう)

みずから実践する。〔論語、述而〕君子を躬行するは、則ち吾(われ)未だ之れを得るらず。

字通「躬」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android