宮室(読み)キュウシツ

デジタル大辞泉 「宮室」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しつ【宮室】

帝王天皇宮殿
帝王・天皇の一族皇室

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宮室」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐しつ【宮室】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 帝王、天皇の住む宮殿。また、転じて、帝王、天皇の一族。皇室。
    1. [初出の実例]「揆日瞻星、起宮室之基」(出典:続日本紀‐和銅元年(708)二月戊寅)
    2. 「柏原の地をきりはらって宮室をつくり給へり」(出典:平家物語(13C前)五)
    3. [その他の文献]〔論語‐泰伯〕
  3. 中国で、居室居間、家。また、広く邸宅のこと。
    1. [初出の実例]「豪貴宮室に入て婦女に値て」(出典:三国伝記(1407‐46頃か))
    2. 「仮令ひ其楼閣は巍々たるも、其宮室は美麗なるも、余が眼を以て見れば人の家に非ず」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉八)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宮室」の読み・字形・画数・意味

【宮室】きゆうしつ

すまい。

字通「宮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android