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転換価格修正条項付き転換社債 てんかんかかくしゅうせいじょうこうつきてんかんしゃさいMoving Strike Convertible Bond

知恵蔵の解説

転換価格修正条項付き転換社債

転換社債型新株予約権付き社債のうち、発行後一定期間を経過するとその時の株式の時価によって転換価格が変わる条項が付いたもの。転換価格には下限が設定される場合とされない場合がある。株価が下落した場合には、転換価格も下方に修正され、転換される株式数は増加する。このため希薄化が起こり、1株当たりの価値が減少することになるためにさらなる下落を招くことがある。この場合、既存の株主は希薄化による価値の減少と株価下落の二重の損失を被ることになる。一方、引き受け側は株価下落局面で転換した上で空売りすればさらなる株価下落によって多額の利益を得ることができる。当初は資金調達力が劣るが潜在的な成長可能性を持つ新興企業が、将来の利益成長による株価上昇期待を前提に発行することが多かった。しかし、結果的には株価下落に拍車を掛ける例が多く、投資家からの批判も強い。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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