事典 日本の地域ブランド・名産品 「軽井沢彫」の解説
軽井沢彫[漆工]
かるいざわぼり
北佐久郡軽井沢町で製作されている。明治時代、別荘居住の外国人たちに向けた彫刻家具をつくるため、日光彫の職人を招いて製作され始めた。桜の花を彫刻した点が独創的。当初は牡丹や菊の一輪彫りのものが多くみられたが、後に桜の木を彫ってみたところ外国人に好評で、以来代表的なモチーフとなった。手鏡や茶托などの小さなものから箪笥や椅子などの大きなものまで軽井沢土産として人気がある。長野県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報