軽井沢彫(読み)かるいざわぼり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「軽井沢彫」の解説

軽井沢彫[漆工]
かるいざわぼり

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
北佐久郡軽井沢町で製作されている。明治時代、別荘居住の外国人たちに向けた彫刻家具をつくるため、日光彫職人を招いて製作され始めた。桜の花を彫刻した点が独創的。当初牡丹や菊の一輪彫りのものが多くみられたが、後に桜の木を彫ってみたところ外国人に好評で、以来代表的なモチーフとなった。手鏡茶托などの小さなものから箪笥椅子などの大きなものまで軽井沢土産として人気がある。長野県伝統的工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「軽井沢彫」の解説

軽井沢彫

長野県北佐久郡軽井沢町で製造される木彫りの工芸品。明治時代、軽井沢の別荘地に居住する外国人向けの製品として、日光から職人を招いて生産を始めた。代表的なモチーフは桜の花。食器棚や椅子などの大型家具から手鏡、写真立てなどの小物までさまざまな製品がある。県の伝統工芸品に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android