軽鬆土(読み)ケイショウド(その他表記)light soil

デジタル大辞泉 「軽鬆土」の意味・読み・例文・類語

けいしょう‐ど【軽×鬆土】

さらさらした火山灰の土。
腐植質の土。けいそうど。

けいそう‐ど【軽×鬆土】

けいしょうど(軽鬆土)

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精選版 日本国語大辞典 「軽鬆土」の意味・読み・例文・類語

けいしょう‐ど【軽鬆土】

  1. 〘 名詞 〙 土壌一種。埴(はに)のうち粘着力の軽いものをいう。けいそうど。

けいそう‐ど【軽鬆土】

  1. 〘 名詞 〙けいしょうど(軽鬆土)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軽鬆土」の意味・わかりやすい解説

軽鬆土
けいしょうど
light soil

農業用語で,整地耕起にあまり労力を要しない軟弱な耕地表土。土壌学上の厳密な定義はない。火山灰土壌の表土のように土性は細かいが団粒構造が発達し,かつ腐植に富む場合に軽鬆土の性質が顕著となる。土壌中のすきまの容積率が 80%前後に達し,強風下で飛散し,降雨があるとぬかるみになりやすく,保水性は大きいが,冬季には霜柱が立ちやすい。砂丘地の表土など排水性のよい砂質土壌も軽鬆土に属する。これは土性が細かい腐植質土壌で,構造の発達が悪く,粘性の強い重粘土と対照的な物理性をもつ土壌である。

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