輦下(読み)レンカ

デジタル大辞泉 「輦下」の意味・読み・例文・類語

れん‐か【×輦下】

天子のひざもと輦轂れんこくの下。
「―の騒擾そうじょうをしずめ」〈藤村夜明け前

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精選版 日本国語大辞典 「輦下」の意味・読み・例文・類語

れん‐か【輦下】

  1. 〘 名詞 〙 ( 天子の乗り物のもと、の意 ) 天子のひざもと。輦轂(れんこく)の下。
    1. [初出の実例]「輦下道俗。喜叢社之有一レ人」(出典:済北集(1346頃か)一〇・一山国師行状)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐冬至日遇京使発寄舎弟詩〕

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普及版 字通 「輦下」の読み・字形・画数・意味

【輦下】れんか

御輦の下。都。〔唐才子伝、霊徹上人〕貞元中、西のかた京師に游び、名、輦下に振ふ。緇(しりゆう)(仏教の徒)之れを疾(にく)み、飛語る。~誣奏(ふそう)に因りて罪を得、汀州に徙(うつ)さる。

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