轂撃(読み)コクゲキ

デジタル大辞泉 「轂撃」の意味・読み・例文・類語

こく‐げき【×轂撃】

《車のこしきと轂とがぶつかり合う意》車馬通行がきわめて多いこと。人が多く、こみあうこと。
肩摩けんま―の光景」〈花袋蒲団

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精選版 日本国語大辞典 「轂撃」の意味・読み・例文・類語

こく‐げき【轂撃】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 車両の轂(こしき)と轂とが互いにぶつかり合う意から ) 車馬の通行がきわめて多いこと。人の混み合うさま。
    1. [初出の実例]「今時は馬車填咽何れの途も肩摩轂撃なれば」(出典:匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録)
    2. [その他の文献]〔史記‐蘇秦伝〕

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普及版 字通 「轂撃」の読み・字形・画数・意味

【轂撃】こくげき

車のこしきをうち合わせる。〔晏子、雑下二〕齊の人甚だ轂を好む。相ひ犯して以て樂しみと爲す。之れを禁ずれども止まず。

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