肩摩轂撃(読み)ケンマコクゲキ

デジタル大辞泉 「肩摩轂撃」の意味・読み・例文・類語

けんま‐こくげき【肩摩×轂撃】

《「戦国策」斉策から。「轂撃」は車のこしきと轂とがぶつかり合う意》人や車の往来が激しいこと。混雑していること。
「往来の繁雑、―」〈魯文西洋道中膝栗毛

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精選版 日本国語大辞典 「肩摩轂撃」の意味・読み・例文・類語

けんま‐こくげき【肩摩轂撃】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 人の肩と肩とが摩(す)れ合い、車の轂(こしき)と轂とが撃(う)ち合う意 ) 人や車のゆききがはげしいこと。また、混雑するさま。
    1. [初出の実例]「肩摩轂撃、人の賽詣、未だ嘗て一刻間に絶えず」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)初)

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四字熟語を知る辞典 「肩摩轂撃」の解説

肩摩轂撃

人や車のゆききがはげしいこと。また、混雑する様子

[使用例] 乗客が多く、二等室も時の間に肩摩轂撃の光景となった[田山花袋蒲団|1907]

[解説] 人の肩と肩とがれ合い、車のこしきと轂とがち合うという意味

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