精選版 日本国語大辞典 「轅」の意味・読み・例文・類語
なが‐え【轅】
〘名〙 (「長柄」の意)
① 輦(てぐるま)・輿(こし)・牛車(ぎっしゃ)・馬車などの乗物の箱の台の下に平行して添えた二本の長い棒。輦は駕輿丁(かよちょう)の肩にあて、輿は力者(ろくしゃ)の腰に添え、牛車は前方に長く挺出して軛(くびき)を通し、牛に引かせるためのもの。
※小川本願経四分律平安初期点(810頃)「諸の比丘、輦の轅(ナカエ)を須ゐるべし」
② 「ながえごし(轅輿)」の略。
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